一人暮らしの女性の老後と認知症の事前対策

慶應義塾大学の研究によると、日本人の死亡原因で最も多いのは認知症です。また、平均寿命と健康寿命(日常生活に支障なく過ごせる期間)は延びていますが、その差も約11年と広がっています。

つまり、亡くなるまでの約10年間以上、何らかの健康問題を抱え、日常生活に支障をきたす状態で過ごす可能性が高いということです。

この研究結果を踏まえると、健康な状態をできるだけ長く保ち、健康寿命後の10年以上をどのように過ごすかを考えることが非常に重要です。そのためには、元気なうちから将来に備え、健康寿命を延ばすための対策と、認知症の予防策を講じておくことが大切です。

項目死因
1位認知症
2位脳卒中
3位心疾患
4位肺がん
5位呼吸器感染症

この10年で一人暮らしの高齢者が急速に増加していますが、とりわけ女性は男性より平均寿命が長いため、老後に一人で生活する時間が長くなる傾向にあります。一人暮らしの女性の比率は、都市部では、70代では3人に1人、80代では2人に1人にもなりますので、女性にとって老後の生活設計は非常に重要な課題です。さらに、認知症などの病気が進行すると、日常生活が困難になり、最終的には介護が必要になる場合もあります。こうした状況に備えるためには、早期の対策が欠かせません。

本記事では、女性が一人暮らしを続けながら健康で自立した老後を送るための具体的な方法と認知症の事前対策について詳しく紹介します。

一人暮らしの女性が健康で幸せな老後を迎えるためには、早期の準備と継続的なケアが不可欠です。認知症のリスクを減らすために、日常生活でできる予防策を積み重ね、健康管理をしっかりと行い、周囲との繋がりを大切にし、社会的孤立を避けることが大切です。

老後の生活設計と準備

①経済的な準備

老後の生活設計で最も大切なのは、経済面の準備です。退職後の収入源として頼れるのは、年金や貯蓄が主なものになりますが、年金だけでは生活費に不安が残る場合が多いのが現実です。特に女性は平均寿命が長いため、長期間にわたって年金だけで生活するのは難しいこともあります。さらに、健康維持や介護が必要になった場合、追加の費用がかかることも予想されます。そのため、早い段階から貯金や保険、投資などを見直し、退職後も生活できる資金を確保することが重要です。

②住環境の見直し

次に重要なのは住環境です。老後に一人で生活を続ける場合、住まいが安全で快適な場所であることが必要です。特に高齢になると、転倒などの事故が起きやすくなります。バリアフリー化や段差のない生活環境は、生活の質を大きく左右します。転倒を防ぐために、滑りにくいマットや手すりを設置し、障害物をなくして安全な生活環境を作りましょう。

一人暮らしで認知症のリスクを減らすためには、生活環境の工夫が重要です。まず、家の中を整頓し、物をすぐに見つけられるようにしましょう。視覚的にわかりやすい表示を使ったり、収納を整理したりすることで、認知症の初期段階で見られる物忘れを減らすことができます。

また、自宅での生活が難しくなった場合、介護付きの住宅やサービス付き高齢者向け住宅に住み替える選択肢も検討することになります。住み替えのタイミングや手続きについても、あらかじめ調べておくと安心です。「どうしても自宅で最後まで亡くなるまでいたい。」という思いが強い方も少なくありまません。介護保険外サービスの利用をして、最後までご自宅にいる方もいらっしゃいますので、介護保険外サービスの利用も検討しましょう。

③健康と医療の準備

健康は老後の生活に大きな影響を与えます。生活習慣病(高血圧、糖尿病など)は認知症のリスクを高めるため、早期の予防が非常に重要です。定期的な健康診断を受け、食生活や運動習慣を見直すことが必要です。医療面では、予防接種や健康管理を含む定期的なチェックアップが欠かせません。定期的な健康チェックを受け、生活習慣病の予防に努めましょう。食事や運動だけでなく、ストレス管理も大切です。リラックスできる時間を持ち、趣味や娯楽で心身をリフレッシュすることが、認知症予防に繋がります。

また、認知症が進行してきた場合、介護が必要になることがあります。介護サービスは、訪問介護やデイサービス、ショートステイなど様々な種類があります。早期に介護保険の利用手続きを行い、必要なサービスを受けられるようにしておきましょう。また、介護が必要になる前に、終末期ケアやホスピスケアの選択肢についても理解しておくと安心です。介護保険や各種福祉サービスを利用するための手続きも早めに確認しておくと良いでしょう。

認知症のリスクと予防

①認知症の知識と理解

認知症は、記憶や思考力、判断力が低下し、日常生活に支障をきたす病気です。認知症はアルツハイマー型や血管性認知症、レビー小体型認知症など様々な種類があり、症状も異なります。初期段階では物忘れや判断力の低下が見られ、徐々に日常生活に支障をきたすようになります。

認知症は高齢者に多く見られますが、近年では生活習慣病やストレスなどが原因で発症が早くなることもあります。一般的に、一人暮らしの女性は孤独になる傾向にあるためストレスを感じやすく、その影響で認知症が進行しやすいと言われています。

②認知症予防のための生活習慣

認知症の予防には、いくつかの生活習慣が効果的であることが知られています。まず、食生活の改善が重要です。認知症予防に良いと言われている代表の料理は地中海食です。オリーブオイル、魚、野菜を多く取り入れた食事です。また、適度な運動も認知症予防に大きな役割を果たします。ウォーキングやストレッチ、軽い筋力トレーニングは脳の血流を良くし、認知機能の低下を防ぐ助けになります。

さらに、社会的交流も認知症予防には欠かせません。人との会話や趣味を通じての活動は、脳を活性化させ、認知症の進行を遅らせる効果があります。友人や家族との定期的な交流、地域活動への参加を心がけることが大切です。一人暮らしの場合、家族や友人との定期的な連絡や、周囲の人々とのコミュニケーションが重要となり、誰かと一緒に過ごす時間が増えることで、認知症の進行を防ぐことができます。

③認知症の初期症状と早期発見

認知症の初期症状として、物忘れ、判断力の低下、時間や場所の感覚の鈍化などがあります。こうした症状が現れたら、早期に医師の診断を受けることが大切です。早期発見ができれば、症状の進行を遅らせる治療や対策を始めることができます。

「もの忘れ外来」
  認知症の専門的な診療を行う外来。認知症の早期発見や診断、治療に力を入れています。

「脳神経内科・脳神経外科」
  脳の画像検査(MRI、CTなど)で脳の器質的な変化を調べ、
  認知症の原因となる脳の病気(脳梗塞、脳出血など)の診断や治療を行います。

「精神科・心療内科」
  認知症に伴う精神的な症状(不安、うつ、イライラなど)に対応しています。
  認知症の診断や治療にも対応しているクリニックが多いです。

支援体制の構築

一人暮らしの場合、周囲のサポートが不可欠です。近隣住民との交流だけでなく、さまざまな支援体制を整えておくことが大切です。

①地域包括ケア(介護保険)
 地域包括ケアシステムは地域での公的なサポートです。

地域包括支援センター
 地域の相談窓口。介護や医療、生活支援など、必要なサービスを教えてくれます。

訪問介護・看護
 自宅で介護や医療を受けられます。介護レベルにより制約条件があります。

デイサービス・ショートステイ
 日中をみんなで過ごしたり、短期間だけ宿泊したりできます

② 民間サービス(介護保険外)
 行政のサービスに加えて、高齢者の生活をサポートしています。

  • 見守りサービス
    24時間体制で安否確認や緊急時の対応をしてくれます。「もしもの時に頼れる人がいない」という方も安心です
  • AI見守り
    AIが普段の生活をチェックし、いつもと違う様子があれば知らせてくれます。「離れて暮らす家族も安心」です。
  • スマホアプリ
    健康管理や服薬管理、地域の情報など、便利な機能がたくさんあります。「スマホに慣れていない」という方も、簡単なアプリから始めてみましょう。
  • 配食サービス
    栄養バランスの取れた食事を自宅まで届けてくれます。「毎日料理をするのが大変」という方に便利です。
  • 家事代行サービス
    掃除や洗濯、買い物などを代わりに行ってくれます。「体力的に家事がつらい」という方の負担を軽減します。

介護保険外サービスの利用

【札幌】高齢者あんしんパートナーは、札幌市内限定のシニアサービス(高齢者向けサービス)です。

あんしんの4つのサポートがお客様の老後の人生をバックアップいたします。

もっと自由に、もっと快適に、もっと安心!

生活あんしんサポート

  • 生活支援サービス 
    家事全般のお手伝いをします(掃除、洗濯、買い物、食事作り、ゴミ捨てなど)
    通院・買い物・外食・カフェ・趣味・散歩・旅行など、ご希望に沿い同行・付き添います。

認知症あんしんサポート(行政書士との提携)

認知症になっても安心。判断能力が不十分になった後、病院・施設等との手続き、財産管理に関する法律行為などを任せることも可能です。※事前に公正証書による任意後見契約が必要になります。

  • 金銭管理サービス
  • 法律支援サービス
  • 任意後見人サービス

死後あんしんサポート(行政書士との提携)

大切な財産をご希望に沿った内容で残すことが可能です。また、葬儀、埋葬、役所手続き、病院費用の支払いなども任せることも可能です。
※事前に公正証書遺言による執行者指定・死後事務委任契約が必要になります。

  • 遺言作成支援サービス
  • 葬儀・葬送支援サービス
  • 死後事務委任サービス(遺品整理・処分)
  • お墓見守りサービス(簡易清掃・供花・お線香をお供え)

入院・施設入居あんしんサポート

  • 身元保証サービス
    認知症あんしんサポート・死後あんしんサポートのお客様限定となります。
  • 施設紹介サービス

ご利用にあたり、入会金や手数料は一切発生しないため、お気軽にご利用いただけます。

ご都合にあわせて、サービス内容や時間の変更、ケアスタッフの手配を承ります。
サービス提供時間内であれば、同居のご家族の家事のお手伝いでもご利用いただけます。

お受けできないサービスについて
医療・看護に関わる行為、注射、薬の処方、薬物治療、入浴、マッサージ、運転代行など
※詳しくは、ご相談時に担当スタッフまでお問い合わせいただくか、お問い合わせフォームまたはお電話にてお問い合わせください。

介護保険だけでは対応できない、きめ細やかなサポートをご希望の方は、ぜひお気軽にご利用ください。

認知症が進行しても、適切なサポートがあれば安心して暮らすことができます。事前に準備し、支援体制を整えておくことが、豊かな老後を送るための鍵となります!

どうぞお気軽にお問い合わせください!

<ご利用の流れ>
1.下の【お問い合わせ】フォームからご連絡ください。折り返し、連絡をいたします。
2.ご自宅に伺い、希望内容や健康状態などをヒアリングいたします。
提供可能なサービス内容や費用、日時等についてご説明します。
3.ご検討いただき、利用を希望される場合、契約・利用開始という流れになります。

<対応地域>
札幌市中央区・札幌市北区・札幌市東区・札幌市西区・札幌市白石区・札幌市厚別区・札幌市豊平区・札幌市南区・札幌市手稲区

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